【鍼灸師向け】よもぎ線香使用説明書

施灸をしていると、どうしても気になるのが「灰」です。
気づかないうちに落ちてしまう不安や、こまめに払う手間。
その一手間が、施術のリズムを崩してしまうことも少なくありません。

今回ご紹介するのは、そんな小さなストレスを解消するために開発した
灰が落ちにくい線香です。(プロトタイプなのでみなさんからのご意見を募集中です)

なぜこの線香を作ったのか

現場で施灸をしていると、こんな声をよく聞きます。

  • 灰が落ちるのが怖い

  • そのたびに手を止めてしまう

  • もっと安全に、スムーズに施術したい

この「ちょっとした不便」は、積み重なると大きなストレスになります。
特に複数回の施灸や、集中力が求められる場面では顕著ですよね。

そこで今回、長野県の企業と共同で開発したのが灰が固まる線香です。

ちょっと何を言っっているかわからないと思うのでぜひ手にとって試してみてください。
まずはこちらをご覧ください。

この線香の特徴

■ 灰が落ちにくい構造

木質原料をメインに使わず、独自の配合にすることで
燃焼後の灰がまとまりやすくなっています。
(線香製造会社さんの企業努力です!)

完全に落ちないわけではありませんが、
従来と比べて圧倒的に扱いやすくなっています。

■ よもぎの蒸留水を練り込み

国産よもぎの蒸留水を使用。
ほんのりとやさしい香りが広がり、施術中の空間も穏やかに整えます。

「強すぎる香りが苦手」という方にも使いやすい仕上がりです。

■ 連続使用がしやすい

灰を頻繁に払う必要がないため、
施術の流れを止めずに続けることができます。

特に、紫雲膏灸などの繰り返し施術を行う先生には
相性の良い仕様になっています。

実際の使い方とコツ

この線香は少しだけコツがあります。
慣れるまではちょっとわかりにくいかと思います。

■ 点火は「しっかり」がポイント

通常の線香よりも火がつきにくいため、
ライターでしっかりと火をつけてください。

先端が赤く安定するまで燃やすのがコツです。
ここが不十分だと、途中で火が消えてしまいます。

■ 火種の部分の範囲

木質線香(一般のもの)よりも温度が高くなるため灰を払わずとも点火することができます。線香の燃えた部分も残るのでどこが燃えているかわかりにくいです。
写真の範囲を参考にしてください。

画像


■ 基本は「立てて置く」

この線香は立てて置くことで燃焼スピードを抑えることができます。

灰皿に寝かせて置くと、熱が逃げてしまい、
火が消えやすくなるため注意してください。

■ 向きによって燃え方が変わる

持っている向きによって燃焼が変わります。

・上向き(立てる):安定してゆっくり燃える
・横向き:やや燃焼が早い
・下向き:さらに早く燃え、煙も増える

なので点火をしないときには立てておきましょう。

■ 灰の処理も簡単

灰が長くなってきた場合は、
火種の手前を灰皿に軽く当ててください。

それだけで、簡単にポキッと折ることができます。
無理に払う必要はありません。

安全に使うために

この線香は「灰が落ちにくい」設計ですが、
完全に落ちないわけではありません。

そのため、以下の点は必ず守ってください。

  • 使用中はその場を離れない

  • 使用後は確実に消火する

  • 灰は100%安全というわけではない

事故は起こるかもしれないという前提で安全管理はこれまで同様に意識して下さい。

施灸の時間を、もっとスムーズに

施灸は、技術だけでなく「流れ」も大切です。
その流れを止めてしまう要因のひとつが、灰の処理でした。

この線香は、その小さなストレスを取り除くための道具です。

・より安全に施術したい
・無駄な動きを減らしたい
・集中できる環境をつくりたい

そんな方に、ぜひ一度使っていただきたいと思っています。