「お灸すくい、やってます」
9月5日、ゆめひろマルシェに出店してきました。第一回の開催にもかかわらず、たくさんの方が足を運んでくださいました。会場をつくってくださったみなさま、立ち寄ってくださったみなさま、本当にありがとうございました。
「インスタ、見ています」と声をかけてくださった方が何人もいらっしゃいました。画面の向こうにいらっしゃると思っていた方が、目の前に立って、こちらを見て笑っている。あの感覚は、何度経験しても慣れません。うれしいというより、身が引き締まります。
そして今回、ひとつ新しいことを試しました。「お灸すくい」です。
金魚すくいの、お灸版です。ポイを持って、お灸をすくう。それだけです。売るための仕掛けというより、まず手に取ってもらうための入口として置いてみました。

(※写真がなくてごめんなさい)
気づいたのは、その手前だった
一日、いろいろな方とお話をしました。そのなかで、いちばん大きな気づきがひとつありました。
お灸は、まだほとんど知られていない。
お灸が好きか嫌いか、熱いか熱くないか、という話ではありませんでした。もっと手前です。「それ、何ですか」から始まる会話が、想像していたよりずっと多かった。名前は聞いたことがあるけれど、実物を見たことはない。どういうものか、説明できない。そういう方が、たくさんいらっしゃいました。
これは、こちらの前提が間違っていたということです。
わたしたちはよもぎを育てていて、お灸のもとになるもぐさもよもぎからできることを、当たり前に知っています。知っている側にいると、「知られている」と思い込んでしまう。だから説明を、知っている人向けの高さから始めてしまう。
お灸すくいは、その意味では正しい方向でした。説明を聞いてから触るのではなく、触ってから「これ、何ですか」と聞いてもらえる。順番が逆になるだけで、会話の入り口はこんなに広がるのかと思いました。
ただ、まだ足りません。すくったあとに何を渡すのか、どこまで話すのか、どこで手を止めるのか。ここは今回、はっきり詰め切れていませんでした。次に持ち越します。
これから直していくこと
今回の一日で、次に試すことが決まりました。
- 説明の仕方を変える。「お灸をご存じない方」を、例外ではなく標準の相手として話す
- 先に触ってもらう。言葉より先に、手に取れるものを机の上に置いておく
- 持ち帰れるかたちにする。その場で聞いて終わりにせず、家に帰ってから思い出せるものを渡す
わたしたちは、まだ実験の途中にいます。畑も、2026年5月に植えたばかりで、今年は根づかせる一年です。整った産地として語れる段階ではありません。売り方も、同じです。うまくいったことより、次に直すことのほうが毎回多い。
それでも、その場に立って、直接お話をするからこそ分かることがあります。今回の「知られていない」は、机の上では絶対に出てこなかった気づきでした。だから、これからも出店を続けます。色んな方とお話しながら試行錯誤していきます。
次は、飛騨へ
次の出店は、薬草フェスティバルです。
| 日程 | 2026年9月12日(土)・13日(日) |
| 場所 | 岐阜県飛騨市・飛騨古川駅周辺 |
| 出店 | 2日間とも在店しています |
2日間、ずっとおります。買っていただかなくてもかまいません。話すだけでも大歓迎です。よもぎのこと、お灸のこと、畑のこと。あるいは、まったく関係のない話でも。
「それ、何ですか」から始めていただけたら、いちばんうれしいです。今回いただいた気づきは、そこから生まれたものなので。
お近くの方は、どうぞ立ち寄ってみてください。お会いできるのを楽しみにしています。
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