よもぎは種から育つ? 実際に畑で育ててわかったよもぎ栽培の種まきで失敗したとその学び

よもぎは種から育つ? 実際に畑で育ててわかったよもぎ栽培の種まきで失敗したとその学び

よもぎは、どこからでも生えてきます。 道ばたにも、畑のすみにも、コンクリートの割れ目にさえ。 だから、種から育てるくらい、わけないと思っていました。

でも、うまくいきませんでした。 今日は、その失敗の話をさせてください。

種から、育ててみたかった

野に生えているよもぎを摘むだけなら、種を蒔く必要はありません。
そもそも根っこでもどんどん増えていくので種がどうこうなどはないんですよね。


それでも、種から育ててみたかった。

ポットから育てたことはありますが、直接畑に種から植えたことはありませんでした。

どんな土で、どんな時期に、どんなふうに芽を出すのか。 最初の一枚目の葉から、この手で見届けたかったからです。 育てるということは、知るということでもあります。

だから春に、畑へ直接、種を蒔きました。 きれいに芽が出そろう景色を、勝手に思い描いていました。

待っていたのは、雑草だった

けれど、待っても待っても、よもぎの芽は出てきません。 先に伸びてきたのは、雑草でした。

雑草は、速いのです。 こちらが芽を数えているあいだに、ぐんぐん背を伸ばしていきます。 小さなよもぎの芽は、その勢いに、静かに埋もれていきました。

二ヶ月経っても、ようやく芽が出るか、というくらい。 なかには、伸びる前に負けてしまったものもありました。

「どこからでも生えてくる」はずのよもぎが、 自分で蒔くと、こんなにも育たない。 土の上で、そのことを教わりました。

どこにでもある、は、どこでも同じ、ではない

よもぎは、たしかにどこにでも生えます。 けれど、生えた場所と、生えた時期によって、その良さには差が出てきます。

同じよもぎでも、育つ場所がちがえば、葉のつき方も、香りの落ち着きも、少しずつちがう。 ただ生やせばいい、というものではないのだと思います。

そして、いきなり畑に種を蒔くことは、正直、あまりおすすめできません。 雑草との競争に、種からでは間に合わないからです。

これは、うまくいかなかった人間が言うので、たしかです。

除草をしていたら、新芽が顔を出した


それでも、話には続きがあります。

種蒔きはうまくいかなかったけれど、 畑の草を取りつづけていると、あるとき、見覚えのある葉が顔を出しました。

よもぎの、新芽です。

まわりの草をどけてやると、待っていたように、小さなよもぎが顔を出す。

やはりまだ新芽で他の雑草を抜くときに一緒に抜けてしまうほど根っこも細く、安定していません。

整えると、出てくる

これは、暮らしにも少し似ている気がします。

あたらしいことを、一気に増やそうとすると、たいてい雑草に負けます。 やることばかりが伸びて、大事にしたかったものは、その勢いに埋もれてしまう。

でも、いらないものを少しずつ取りのぞいて、まわりを整えていくと、 本当はずっとそこにいたものが、そっと顔を出す。

よもぎの新芽を見ながら、そんなことを考えていました。

急がなくても、いいのかもしれません。 蒔くより先に、整える。
それくらいの速さで、ちょうどいいのだと思います。

来年へ

今年の畑は、思うようにはいきませんでした。 でも、顔を出してくれた新芽が、来年にはもう少し広がってくれる。 そう祈りながら、また草を取ります。

うまくいかなかった話を、こうして書けるのは、 畑が、まだ続いているからです。

あなたの毎日にも、いま、うまくいかないことがあるかもしれません。 それでも、まわりを少し整えてやれば、 待っていたものは、ちゃんと顔を出す。

結果はすぐに出ません。
何事もそうですが、ちょっとずつです。

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