YOMOGI BASEは、よもぎ製品を売るブランドです。
でも、私が本当にやろうとしていることは、商品を届けることではありません。
社会を少しだけ変えることです。
現代のヘルスケアへの、素朴な疑問
不調が出たら薬を飲む。一時的によくなって、また繰り返す。
このサイクルに、違和感を持ったことはありませんか?
私は鍼灸師として、多くの方の不調と向き合ってきました。
そこで感じたのは、「治す」ことへの過度な依存です。
症状が出てから対応する。数値が悪くなってから動く。
それが当たり前になっています。
でも本来、人間の体には自分で整える力が備わっています。
その力を引き出すことが、私の仕事だと思ってきました。
よもぎベースが提示したいのは、不調が出る前に整える。
日常の中で回復する力を育てる。
つまり、「治す」ではなく「戻る」ための設計です。
3つの問題を解決したい
この考え方が届いてほしい人が、具体的にいます。
一人目は、忙しくて自分を後回しにしている人です。
ケアする時間がない、情報が多すぎて選べない、常に軽い不調がある。
そういう方に必要なのは、考えなくても整う状態です。
シンプルで、習慣化しやすいプロダクトを通じて、その状態をつくりたいと思っています。
二人目は、なんとなく不調が続いている人です。
病院に行くほどではない。原因もわからない。
自律神経が乱れている感覚はあるのに、どうすればいいかわからない。
よもぎの香り、温熱、植物の成分は、薬ではなくこの自律神経に自然にアプローチします。
自分で整える力を、静かに取り戻してもらいたいのです。
三人目は、文化を大切にしたい人です。
お灸は煙が気になる、手間がかかる、続かない。
そういった声に向き合いながら、これまで続いてきたお灸やよもぎの伝統を
現代に適応させることも、私たちの大切な仕事です。
長野の土地で気づいたこと
2025年、長野県に移住しました。
2026年、耕作放棄地を開墾し、よもぎを育て始めました。
使われなくなった土地。
誰も手を入れなくなった畑。
そこにあったはずの豊かさが、少しずつ失われていく。
人の体も同じではないかと思います。
忙しさの中で感覚が鈍くなり、自分の不調に気づけなくなる。
回復力はあるのに、それを引き出す機会がない。
耕作放棄地の再生と、体の回復力の再生は、私の中でひとつながりの課題です。
土地を整えることと、人を整えることは、根っこが同じだと感じています。
農業と医療と生活をつなぐ
よもぎという植物は、この三つをつなぐことができます。
農業として育て、医療の知識で成分を活かし、生活の習慣として届ける。
この一連をひとつの会社が担うことで、それぞれの領域をつなぐことができると考えています。
原料がどこで誰に育てられたか。
どんな考え方で製品になったか。
どう日常に取り入れるか。
その全体を設計することが、YOMOGI BASEの本質的な仕事です。
目指したい社会の姿
最終的に目指しているのは、誰もが自分で整えられる社会です。
朝の習慣で整う。日常の中で回復する。無理をしなくてもバランスが取れる。
そんな状態が、特別なことではなくなる社会です。
大きな変化は必要ありません。
よもぎに触れる小さな時間が、自分の体の声を聞くきっかけになる。
その積み重ねが、未来の当たり前をつくっていく。
耕作放棄地の一角から、その変化を始めています。
土を耕すように、習慣を耕す。自然を取り戻すように、自分を取り戻す。
YOMOGI BASEは、そのための場所でありたいと思っています。
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