よもぎ化粧品でよもぎの香りがしない理由

よもぎ化粧品とよもぎの香りについて解説

うちのよもぎ化粧水とバームを使って、「よもぎの香りがしない」と思った方へ。

その感覚、正しいです。ごまかしません。

なぜ香らないのか?
理由は、製造方法の問題です。

今日はよもぎ化粧品の製造方法と、香りと、バームの色の話を、包み隠さずさせてください。少し長くなりますが、大事な回です。

「よもぎなのに、香りがしない」——その声は、正しい

先日、レビューにてよもぎ蒸しをされていたという方から、お声をいただきました。香りを楽しみにしていたのに、化粧水もバームもほとんど無臭で、使う楽しみがなくなってしまった、と。

読んで、うつむきました。そして、正直に認めます。おっしゃるとおりかもしれません。

バームは、よもぎの香りはほぼしません。
化粧水も「これぞよもぎ」という強い香りではなく、ごくほんのり、自然な香りがするくらいです。

よもぎ蒸しのあの、もわっと立ちのぼる濃い香りを思って手に取ったなら、静かすぎて当然です。裏切ったように感じさせてしまったなら、それはわたしの説明不足でした。

だから今日は、なぜ強いよもぎの香りがしないのかを説明していきます。

化粧水が強く香らない理由|「香料」が入っていないから

まず、化粧水の全成分を見てください。

ヨモギ葉水、BG、グリセリン、ペンチレングリコール、カプリリルグリコール、ヨモギ葉エキス、コメ発酵液、加水分解水添デンプン、グリコシルトレハロース、ベタイン、PCA-Na。

いちばん多く入っているのは、ヨモギ葉水です。よもぎを蒸留してとれる、香りの成分がごくわずかに溶け込んだ水。うちの化粧水は、これをベースにしています。

そして、探してみてください。この中に「香料」の文字は、どこにもありません。香りづけの精油も、加えていません。

香料をほんの少し足せば、「よもぎらしい香り」は簡単に作れるそうです。しかし、それを行うには相当な量のよもぎが必要かつ、香りを別で付ける必要があるからです。

何度も迷いました。そのほうが喜ばれるんじゃないか、と。でも、肌にのせるものに、香りを演出するためだけの成分を入れたくなかった。だから足しませんでした。

残りの成分——グリセリンやコメ発酵液、トレハロース由来の保湿成分などは、どれも肌のうるおいを抱えるためのもの。香りのための成分は、ひとつもありません。だから、香るのは蒸留の過程で水に移った、よもぎの静かな気配だけなのです。

ちなみにこの化粧水は、自然由来指数100(ISO16128準拠。水を含む)。原料はすべて国産、長野県内の工場で作ってもらっております。

香りは足さないけれど、中身には手を抜いていません。

よもぎ蒸しの香りとは、そもそも種類が違います。よもぎ蒸しは生の葉を湯で上記を一気に立ちのぼらせるから、濃い。

ヨモギ葉水は、蒸留の中でそっと水に移った、静かなよもぎ。同じ草でも、香りの出方がまるで違うのです。

バームがもっと香らない理由|オイルとミツロウに、漬け込んでいるから

バームは、化粧水よりさらに香りません。こちらも全成分です。

ヨモギ葉エキス、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、マカデミアナッツ油、ミツロウ、トウキンセンカ花エキス、ヒマワリ種子油、ベニバナ花エキス、ムラサキ根エキス。

うちのバームは、マカデミアナッツ油やヒマワリ種子油といったオイルと、ミツロウに、よもぎを移して作っています。漬け込んで抽出していく作り方です。そしてここにも、香料・精油はありません。

油に移っていくのは、香りよりも、植物そのものの成分です。だからバームは、鼻を近づけても、よもぎの香りはほとんど立ちません。ミツロウのやわらかな気配があるくらい。香らないことと、中身が薄いことは、まったく別の話なんです。

そして、バームがピンクな理由|トウキンセンカたちの色

 

もうひとつ、よく聞かれます。「よもぎなのに、どうしてバームはピンクなの?」

着色料は、入れていません。あのやさしい色は、植物から来ています。トウキンセンカ花エキス。そこに、ベニバナ花エキスと、ムラサキ根エキスが重なって、ほんのりとしたピンクになります。ぜんぶ、花や根の色です。

なぜ、よもぎにこの植物たちを合わせたのか。肌を健やかに保つために、よもぎと相性のいい植物だからです。

わたしたちの思いつきではなく、化粧品の製造会社さんと何度も相談して、処方を一緒に考えてもらいました。よもぎを軸に、よもぎと寄り添う植物を重ねる。バームのピンクは、その処方の、結果です。

(ちなみに化粧水は無色透明です。ピンクなのは、バームだけです。)

香りも色も、「よもぎらしさ」より肌を選びました

ここまで読んで、気づいてもらえたらと思います。

うちは、「よもぎらしく」香らせたり、見せたりする工夫を、ほとんどしていません。香料を足せば、いかにもよもぎらしく香った。緑に色をつければ、いかにもよもぎらしく見えた。そのほうが、たぶん売れます。

でも、しませんでした。香りがしないのも、バームが緑ではなくピンクなのも、「見た目や香りのよもぎらしさ」より「肌のための中身」を選んだ結果です。演出は、手放しました。

その代わり、よもぎそのものには手を抜いていません。使っているのは、信州・諏訪でとれたよもぎです。機械で一気に刈るのではなく、ていねいに、一本ずつ手作業で収穫しています。効率だけを考えたら、ばかみたいに遠回りなやり方です。でも、この草を信じて商品にする以上、はじまりのところだけは、譲れませんでした。

そのうえで、化粧品の製造会社さんと何度も話しました。お願いしたのは、二つです。

よもぎのよさを、いちばん引き出してもらうこと。
そして、よもぎだけでは足りないところは、ほかの自然由来の成分にそっと補ってもらうこと。

よもぎ一種類の力に頼りきるのではなく、植物どうしで支え合う処方にしてもらいました。全成分にいろいろな植物が並ぶのは、そういう理由です。

もしあなたが、香りに癒されたくて探しているなら、うちは物足りないかもしれません。

それは正直に認めます。でも、香りや色の演出ではなく、静かに肌を整えるものを探しているなら。うちのよもぎは、たぶん、あなたに向いています。

包み隠さず、全成分をもう一度まとめます

信じてもらうために、いちばん確かなのは、全部お見せすることだと思っています。だから、隠すところはひとつもありません。

よもぎ化粧水(200ml)
ヨモギ葉水、BG、グリセリン、ペンチレングリコール、カプリリルグリコール、ヨモギ葉エキス、コメ発酵液、加水分解水添デンプン、グリコシルトレハロース、ベタイン、PCA-Na (自然由来指数100/ISO16128準拠・水を含む。信州・諏訪のよもぎを使用。原料すべて国産、長野県内工場製造)

よもぎ保湿バーム(20g)
ヨモギ葉エキス、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、マカデミアナッツ油、ミツロウ、トウキンセンカ花エキス、ヒマワリ種子油、ベニバナ花エキス、ムラサキ根エキス (信州・諏訪のよもぎを使用。原料すべて国産、長野県内工場製造)

よもぎを軸に、足りないところは植物どうしで補い合う。香料の文字は、どちらにもありません。それが、香らない理由の答えです。

よくある質問(FAQ)

Q. よもぎ化粧水とバームは、よもぎの香りがしますか?
A. 強い香りはしません。どちらも香料・精油を加えていないためです。化粧水はよもぎを蒸留したヨモギ葉水がベースでごく控えめに香り、バームはオイルとミツロウに漬け込んで作るため、さらに香りません。

Q. よもぎなのに、なぜバームはピンク色なのですか?
A. トウキンセンカ花エキス、ベニバナ花エキス、ムラサキ根エキスという植物の色によるものです。着色料ではなく、肌を健やかに保つためによもぎと相性のよい植物を、製造会社と相談して配合しています。

Q. 香りがしないのは、成分が薄いということですか?
A. いいえ。香りづけの香料・精油を入れていないため香りは控えめですが、ヨモギ葉水やヨモギ葉エキス、保湿成分などはきちんと配合しています。香らないことと中身が薄いことは別です。

おわりに

よもぎ=あの香り=みどり色
そんなイメージが定着しているかもしれません。

香りがしない。バームはよもぎなのにピンク。
どちらも、欠点に見えて、実はうちがいちばん譲らなかったところです。
香料も着色料も足さず、肌のための処方を選んでいます。

信州・諏訪のよもぎを、そうやって静かに仕立てました。

派手ではありません。でも、静かなものを探している人に、そっと届いてほしい。
もし気になったら、まずは今夜、化粧水を少しだけ。
香りの正体を、あなたの肌で確かめてみてください。

また、その他疑問やご要望などございましたらお気軽にLINEまたはDMをください。

▷ よもぎケアセットを見る:https://yomogi-base.jp/products/care-set


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