こんにちは
今回はわたしもよもぎを育ててみたいけどどんな場所で育て始めるのかわからないという方に向けて記事を書いています。
この記事でわかること
よもぎ栽培で大切なポイントは、3つです。
- 日当たりと風通し がよい場所を選ぶ
- 水はけのよい土 に植える
- 30cm以上の土の深さ を確保する
そして、よもぎ栽培の最大の注意点は「増えすぎること」。 よもぎは地下茎でどんどん広がるため、家庭菜園では区画を仕切る工夫が欠かせません。
この記事では、長野県・諏訪市・富士見町でよもぎを育てている鍼灸師が、実際の畑で感じた「よもぎ栽培の基本と注意点」をまとめます。
はじめに|長野でよもぎを育てる鍼灸師
こんにちは。 長野県・諏訪市に移住し、よもぎ栽培を行っている鍼灸師の矢澤です。
現在は、長野県諏訪市・富士見町、そして静岡県沼津市(実験栽培)にて、よもぎを育てています。
鍼灸師としてお灸に関わる中で、「もぐさ」の原料であるよもぎに興味を持ったことが、栽培を始めたきっかけでした。
実際にやってみて感じたのは、 よもぎ栽培は農家さんごとに本当にやり方が違うということ。
肥料の入れ方、収穫サイズ、栽培環境、すべて十人十色です。
そんな中でも、 「ここは大事だな」 「ここは注意したほうがいいな」 と感じているポイントを、今日はお伝えします。
目次
- よもぎ栽培とは?基本を3分で解説
- なぜ鍼灸師がよもぎ栽培をしているのか
- よもぎ栽培に"正解"はひとつではない
- よもぎは家庭菜園でも育てやすい?
- よもぎ栽培で大切な3つのポイント
- 【注意点①】日当たりと風通し
- 【注意点②】水はけのよい土が必要な理由
- 【注意点③】よもぎは根が深い植物
- よもぎ栽培の肥料はどうする?
- プランターでよもぎ栽培はできる?
- 【最重要注意点】よもぎは増えすぎる
- よくある質問(FAQ)
- まとめ|よもぎのある暮らしをはじめてみませんか?
1. よもぎ栽培とは?
よもぎ栽培とは、キク科の多年草である「ヨモギ」を畑やプランターで育てることをいいます。
日本では古くから自生してきた身近な植物で、
- お茶
- 草餅
- よもぎ湯
- お灸(もぐさ)
など、暮らしのさまざまな場面で使われてきました。
よもぎは生命力が強く、特別な技術がなくても育てやすい植物ですが、 「増えすぎる」「水はけが悪いと弱る」といった、いくつかの注意点があります。
2. なぜ鍼灸師がよもぎ栽培をしているのか
長年、鍼灸師として患者さんと向き合うなかで出会ったのが「お灸」でした。
お灸の原料は「もぐさ」、そしてもぐさの原料が よもぎ です。
調べてみると、 国産よもぎは年々減少していることがわかりました。
「自分が使うものを、自分で育ててみたい」 「日本のよもぎを残したい」
その想いから、長野の畑に立つようになったのが、よもぎ栽培を始めたきっかけです。
3. よもぎ栽培に"正解"はひとつではない
実際に農家さんを訪ねてまず驚いたのは、
よもぎ栽培の方法は、本当に人によって違うということ。
- 肥料をしっかり入れる人
- ほぼ自然栽培で育てる人
- 小さく収穫する人
- 大きく育てる人
- 山に近い環境で育てる人
- 畑で管理する人
- 自生しているのを集めている人
「正解はどれだろう?」と最初は探していましたが、今はこう感じています。
正解はひとつじゃない。その場所や収穫後の使い方によって変わるということ。
この記事も、 「絶対のマニュアル」ではなく、 実際に畑に立つ人間の、いまの感覚 として読んでいただけたらうれしいです。
4. よもぎは家庭菜園でも育てやすい?
結論:よもぎは、家庭菜園でも育てやすい植物です。
理由は以下の通りです。
- 古くから日本中に自生していて、気候に強い
- 生命力が非常に強い
- 多少放っておいても枯れにくい
- 枯れても根っこは生きておりあとから生えてくることがある
道端や河川敷に自然に生えていることからも、丈夫さがわかります。
ただし、 「どこでも元気に育つ」というわけではないことに注意が必要です。
環境が合わないと、
- 葉が小さくなる
- 香りが弱くなる
- 病気が出やすくなる
ということが起きます。
つまり、よもぎ栽培で最初にやるべきは「場所選び」です。
5. よもぎ栽培で大切な3つのポイント
私が実際に育ててみて、「ここは外せない」と感じているポイントは次の3つです。
| ポイント | 内容 | 失敗するとどうなる? |
|---|---|---|
| ✅ 日当たり・風通し | 太陽がよく当たり、風が抜ける場所 | 葉が弱る/蒸れて病気が出る |
| ✅ 水はけ | ジメジメしない土壌 | 根腐れする |
| ✅ 土の深さ | 30cm以上が目安 | 根が張れず大きく育たない |
次の章から、ひとつずつ詳しく解説します。
6. 【注意点①】日当たりと風通し
よもぎは日光が大好きな植物です。
日当たりがよい場所では、
- 葉がしっかり大きく育つ
- 香りが強く出る
- 茎もたくましくなる
逆に、日陰だと、ひょろっと弱々しい姿になりやすいです。
そしてもうひとつ大事なのが 風通し。 風が通らない場所では、
- 葉が蒸れる
- 病気が出やすい
- 虫がつきやすい
よもぎ栽培の注意点として、「太陽」と「風」、このふたつが揃う場所を選ぶことを覚えておいてください。
7. 【注意点②】水はけのよい土が必要な理由
よもぎはジメジメした環境が苦手です。
水はけの悪い場所では、
- 根が腐りやすい
- 葉色が悪くなる
- 株ごとダメになることもある
私自身、水はけの悪い区画でうまく育たなかった経験があります。
そして意外な事実ですが、 よもぎ栽培では基本的に水やりは不要です。
自然の雨だけで十分育ちます。 むしろ水のあげすぎが、よもぎ栽培における大きな失敗原因のひとつです。
また肥料の与え過ぎでもだめになってしまします。過去に鶏糞を巻きすぎて全部枯れてしまったこともあります笑
「世話をしすぎない」 これがよもぎとうまく付き合うコツです。
8. 【注意点③】よもぎは根が深い植物
見た目は草っぽいですが、 よもぎは根が深く、地下茎で広がる植物です。
- 地下茎で横にも広がる
- 縦にも深く根を伸ばす
- 浅い土だと本来の力が出ない
目安として、土の深さは30cm以上あると安心です。
なので鉢の場合もなるべく深いものを準備しましょう。
ごぼうのようにグッと下に伸びるイメージ。 地上の葉以上に、土の中でたくましく育っています。
9. よもぎ栽培の肥料はどうする?
ここは正直にお話しします。
よもぎ栽培の肥料については、私もまだ研究中です。
農家さんによって、考え方が大きく違います。
- 化成肥料や有機肥料をしっかり入れる人
- 堆肥のみを使う人
- 何も入れず自然のままに任せる人
さらに、
- お茶用
- もぐさ用
- 食用
- 香り重視
目的によっても適切な肥料の入れ方は変わります。
私自身が感じているのは、 よもぎは生命力が強い植物だからこそ、育て方の幅が広いということ。
絶対的な正解を求めるより、 自分の畑と相談しながら少しずつ調整していくほうが、よもぎには合っているように思います。
10. プランターでよもぎ栽培はできる?
結論:プランター栽培も理論上は可能ですが、地植えのほうが向いています。
理由は、
- よもぎは根が深く張る
- 地下茎で横にも広がる
という性質があるため、浅いプランターでは本来の力が出にくいからです。
プランターでよもぎ栽培をする場合は、
- 深さのあるプランター(30cm以上)を選ぶ
- 水はけのよい培養土を使う
- 日当たりのよい場所に置く
これらを意識してください。
※私自身はまだプランター栽培未経験のため、今後実験予定です。
11. 【最重要注意点】よもぎは増えすぎる
これは、よもぎ栽培における 最大の注意点 です。
よもぎは地下茎でどんどん増えていく植物です。
油断していると、
- 隣の畑にまで広がる
- 庭の他の植物を押しのける
- 抜いても抜いても出てくる
これは「悪い性質」ではなく、それだけ強い植物であることの証でもあります。
家庭菜園でよもぎを育てるときは、以下の対策をおすすめします。
- 区画をしっかり区切る
- 仕切り板(根止めシート)を入れる
- プランターで管理する
- 庭の隅ではなく、独立したスペースを用意する
「植える前にどう囲うか」を考えるのが、よもぎ栽培の注意点のなかでも最重要ポイントです。
また増えてきたり、年数が経過したら一度掘り起こし植え直したほうが根詰まりも解消されます。
12. よくある質問(FAQ)
Q1. よもぎ栽培の植え付け時期はいつですか?
A. 個人的には秋(9〜10月)がいいように感じています。冬で一度枯れますが、春に芽が出てきます。平均気温や栽培環境によっても異なるので一概には言えませんが今後実験していきます。
Q2. よもぎは初心者でも育てられますか?
A. はい、よもぎは生命力が強く、初心者にも育てやすい植物です。 ただし「増えすぎる」「水はけが悪いと弱る」などの注意点があるため、植える前に環境を整えることをおすすめします。
Q3. よもぎ栽培で一番気をつけるべき注意点は何ですか?
A. 地下茎による増殖です。よもぎは横にどんどん広がるため、区画を仕切らないと庭中に広がる可能性があります。
Q4. よもぎは水やりが必要ですか?
A. 基本的に水やりは不要です。 自然の雨で十分育ちます。むしろ水のあげすぎが根腐れの原因になります。
Q5. よもぎ栽培にはどんな肥料がよいですか?
A. 農家さんによって考え方が異なり、唯一の正解はありません。 自然栽培で育てる人もいれば、鶏糞を蒔いているところが多いような気がします。
Q6. プランターでよもぎ栽培はできますか?
A. 可能ですが、深さ30cm以上のプランターが必要です。根が深く張る植物のため、浅い容器では十分に育ちません。
Q7. よもぎを収穫するベストな時期は?
A. 香りや成分が高まる5月の若葉の時期がおすすめです。用途によって、もう少し早めや遅めに収穫する農家さんもいます。
ですが、よもぎで何をするかによっても異なります。
13. まとめ|よもぎのある暮らしをはじめてみませんか?
最後に、この記事のポイントをおさらいします。
【よもぎ栽培の基本】
- 日当たり・風通しのよい場所を選ぶ
- 水はけのよい土に植える
- 土の深さは30cm以上が目安
【よもぎ栽培の注意点】
- 地下茎で増えすぎるので区画を仕切る
- 水のあげすぎは根腐れの原因に
- 肥料は目的に合わせて調整する
よもぎは、
- 香り
- お茶
- よもぎ湯
- お灸
- 草餅
など、暮らしのいろいろな場面に寄り添ってくれる植物です。
自分で育てたよもぎは、不思議と特別に感じられますよね。
土の匂い、畑を渡る風、手のひらに残るよもぎの香り。
よもぎ栽培を通して自然と向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。
YOMOGI BASEでは、 長野で育てたよもぎを使った商品や、 よもぎのある暮らしの情報をお届けしています。
「自分ではまだ育てられないけれど、よもぎに触れてみたい」 そんな方は、ぜひ覗いてみてください。
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よもぎ、暮らし、養生。
心に、余白を。
YOMOGI BASE
1件のコメント
矢澤さんこんにちは
ヨモギの栽培初心者にはとても参考になる記事でした。やはり自分の農園をよく観察してトライアンドエラーでやっていくのがよさそうですね!体験談とても助かります。ありがとうございます。