本記事は、奈良県宇陀市の「全国薬草発酵博覧会」を訪れたYOMOGI BASEのレポートです。参加者として町を歩き、薬草に向き合う方々と話す中で見えてきたのは、「続けることの難しさ」と、「それでも続ける人たちの熱量」でした。

宇陀という土地を、ご存じでしょうか。
奈良県の東部、山に囲まれたエリアになります。古くから薬草の郷として知られています。
5月23日、その宇陀で開かれた「全国薬草発酵博覧会」に行ってきました。
参考リンク:https://uda-yakusou.net/cb_2026_hakurankai.html
会場は4〜5つの拠点に分かれていました。古い町家、寺院、広場、空き家を改装した場所など町ぜんたいが、博覧会の舞台になっていました。
地図を片手に、ゆっくり歩きながら、一つひとつのブースを回りました。
「お客さん」として、町を歩いた一日
薬草と発酵に関わる出展者さんが、全国から集まっていました。
お茶、味噌、酵素ジュース、ハーブティー、薬膳カレー、薬草の化粧品、和精油。
商品もさまざまでしたが、それ以上に印象的だったのは、つくり手の方々の話でした。
今回は出店側ではなく、お客さんとして参加しました。
商品を手に取って、香りを確かめて、つくった方に質問する。それだけのことなのに、ふだん自分が出店している側からは見えない景色が、そこにはありました。
「お客さんって、こうやって考えながら選んでくれているんだ」
出店者として立っているときには気づけなかった、選ぶ側の気持ちを、感じることができた1日でした。
「続けることの、難しさ」
何人かの出店者の方とお話しする中で、自然と出てきたテーマでした。
ある方は、ぽつりとこう言いました。
「薬草って、儲かるものじゃないんですよ。手間ばかりかかって。でも、誰かがやらないと、この土地の文化が途絶える」
別のブースでは、こんな話を聞きました。
「畑を借りて、種をまいて、収穫して、乾燥して、加工して、瓶に詰めて、ラベルを貼って、売る。それを一人でやっていると、本当にぎりぎり。それでも、お客さんが『美味しい』って言ってくれると、また来年もやろうと思える」
つくる、ということは、続けること——。
一度つくって終わりではなく、来年も、再来年も、10年後も続けていくこと。その積み重ねが、土地の文化になり、誰かの暮らしの一部になっていくんですよね。
シンプルなことのようで、これがどれほど大変なことか。出店者の皆さんの言葉に、改めて気づかされましたし、わたしも難しさを感じているところでもあります。
「来年は、自分もここに立ちたい」
会場を歩きながら、強くそう思いました。
YOMOGI BASEは、まだ始まったばかりのブランドです。長野県諏訪市・標高850mの畑で育ったよもぎから、化粧水とバームをつくっています。
お茶や線香に使うよもぎは、長野県富士見町・標高1,200mの畑で。
商品もできてきて、畑もあります。
けれど、まだまだ、お客さんに直接お会いする機会は少ないんです。
宇陀で出会った方々のように、つくり手としてお客さんと話せるようになりたいです。
よもぎのこと、畑のこと、暮らしのことを、自分の言葉で伝えられるようになりたい。
そのためには、まずこの1年。
畑のこと、商品のこと、言葉のことなど一つひとつを、丁寧に積み重ねていきます。
帰り道に、考えていたこと
車の中でずっと考えていました。
薬草と発酵。ものづくりと地域。続けることの、難しさ。
どれも、すぐに答えが出るテーマではありません。けれど、宇陀で出会った方々は、答えが出ないからこそ、毎日少しずつ、向き合っている人たちでした。
「養生」という言葉があります。
急がず、整える。今日を、整える。
それは、つくり手の生き方そのものなのかもしれない、と思いました。
早く結果を出すことではなく、長く続けられる形を整えること。
よもぎが、何百年も人の暮らしに寄り添ってきたのと、同じように。
いま、販売しているもの
YOMOGI BASEでは、よもぎ化粧水とよもぎバームを販売しています。
- よもぎ化粧水 200ml ¥3,300
- よもぎバーム 20g ¥1,850
- 化粧水+バームセット ¥4,950(送料無料)
長野県諏訪市・標高850mの畑で育ったよもぎを使い長野県内の化粧品製造会社さんで製造しています。
「よもぎのある暮らし」を、少しずつ、形にしていきます。
来年の宇陀には、出店者として立っていたい。
そのときまで、しっかり積み重ねていきます。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
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よもぎ、暮らし、養生。
心に、余白を。
YOMOGI BASE
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