寒暖差ストレスよもぎ

「なんか疲れる」は気温のせい?寒暖差と自律神経の仕組みをわかりやすく解説

一昨日までは寒くて昨日今日と温かいですよね。そうなると気温の変化が激しくてなんとなく体がだるい。
調べてみると「寒暖差疲労」という言葉が出てくるけれど、本当に気温だけが原因なのでしょうか。
この記事では、寒暖差と体の関係を整理し、日常でできるセルフケアの考え方をわかりやすく解説します。

なんか身体がだるいと思う理由は気温の変化だけなの

結論から言うと、気温の変化はだるさの一因と考えられています。ただし、睡眠不足やストレス、生活習慣の影響も重なっていることが多く、気温だけで説明できるわけではありません。

人によって感じ方や影響は異なります。

この記事では寒暖差疲労とその対応策について鍼灸師の視点からまとめていきます。


なぜ気温が変わると体がだるく感じるのか

「寒暖差疲労」とは、急激な寒暖差によって自律神経が過剰に働き、疲労感などが生じる状態を指す言葉です。医学的な正式病名ではありませんが、季節の変わり目に体調を崩しやすい現象として知られています。

自律神経】とは、呼吸や体温、心拍、消化などを無意識に調整している神経のことです。
生活の言葉で言い換えると、「体の自動調整システム」です。
その働きはよく研究されていますが、寒暖差による影響の個人差についてはまだ十分に解明されていません。

人の体は深部体温をほぼ一定に保とうとします。これを【恒常性(ホメオスタシス)】といいます。
体温調節は自律神経を通じて行われ、寒いと血管を縮め、暑いと血管を広げます(出典:日本生理学会)。

気温差が大きいと、この切り替えが何度も起きます。
それが続くと、神経の調整に負担がかかり、疲労感や不調として感じられることがあります。


寒暖差は本当に不調と関係しているのか

研究では、気温の急激な変化が頭痛や倦怠感の誘因になり得ることが示唆されています(出典:日本頭痛学会ガイドライン, 2013)。ただし、血管の拡張だけが原因という単純なものではなく、神経や炎症反応も関与すると考えられています。

また、寒暖差が7℃以上あると自律神経が乱れやすいという報告もありますが、明確な基準として確立された数値ではありません。

つまり、「気温が大きく変わると体に負担がかかる可能性はある」が、「必ず不調が出る」と断定はできません。


どんな症状が起こりやすいのか

寒暖差の影響として報告される症状には次のようなものがあります。

・だるさ
・頭重感やめまい
・肩こり
・冷え
・眠りの質の低下
・胃腸の不調

【血流】とは、体の中を流れる血液の動きのことです。
言い換えると、「酸素や栄養を運ぶ道路」です。
寒暖差による血管の収縮・拡張の繰り返しが、この流れを不安定にする可能性があります。

ただし、これらの症状は睡眠不足や精神的ストレスでも起こるため、寒暖差だけが原因とは限りません。


どう考えるとよいのか

寒暖差を完全に避けることはできません。
大切なのは、「体が調整に疲れているかもしれない」と考えることです。

無理をして頑張るのではなく、

・体を冷やしすぎない
・睡眠時間を確保する
・軽い運動で血流を整える

こうした基本的な生活習慣が土台になります。

ぬるめの入浴(38〜40℃、10〜15分)は副交感神経を優位にしやすいとされています(出典:日本睡眠学会)。
入浴後約90分で体温が下がると入眠しやすくなります。

これらは単独で効果を保証するものではありませんが、体の調整力を支える方法として考えられています。


よもぎは寒暖差対策に使えるのか

よもぎは古くから温める目的で用いられてきました。

【よもぎ湯】とは、乾燥よもぎを入浴に用いる方法です。
温熱効果が主であり、よもぎ自体の成分による医学的効果については限定的な研究段階です。

重要なのは、

・温かい入浴による血流促進
・発汗による体温調整の練習
・香りによるリラックス感

です。

【汗】とは、体温を下げるための生理反応です。
適度に汗をかくことで体温調節の練習になりますが、大量発汗が必要なわけではありません。

「たくさん汗をかけばよい」というより、「ゆっくり温まり、体の感覚を取り戻す」ことが目的です。

人によって感じ方や影響は異なります。


まとめ

寒暖差によるだるさは、

・体温調節の負担
・自律神経の疲労
・生活習慣の影響

が重なって起きている可能性があります。

気温だけの問題ではありません。

まずは今日の体調を少しだけ観察してみてください。
冷えているのか、寝不足なのか、緊張が続いているのか。

そこに気づくことが、セルフケアの第一歩です。
今夜は、ぬるめのお湯にゆっくり浸かってみてください。


※注意
本記事は一般的な情報提供を目的としています。
診断や治療の代替ではありません。症状が強い場合や不安が続く場合は、医師に相談してください。

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